おおぎやなぎちか、書きます! 

児童文学・俳句・日々を大切に

『わくわく子ども俳句スクール③ 名句を味わおう』重版のお知らせをいただきました。

きのうは、クリスマスプレゼントが2つ!

一つは、成田一子「滝」主宰が、ラジオで私の俳句

くたぶれて聖樹の横に座りたる  あぶみ

を取り上げてご鑑賞くださったこと。何をしてくたびれたのかは、読む人によってそれぞれとも言っていただきました。パーソナリティのお二人、子供かな? いろいろ準備をしてくたびれたのかな? など、楽しく語ってくださいました。

実際には、これは多摩センターの外に飾られていたクリスマスツリーです。

横(といっても、実際はすぐ隣ではない)に、レンガで囲んだ部分があり、そこに腰をかけたのでした。でもこの句で言いたいのは、聖樹と横にくたびれている人がいるという一瞬だけ。人によっては椅子なのか、へたりこんでいるのかも、その絵は違っているでしょう。17音しかないので、余計なことはいらないのです。

 

二つ目のプレゼントは、重版のお知らせ。(年明けにとのこと)

「わくわく子ども俳句スクール」という子ども向けの俳句ハウツー本の3巻『名句を味わおう』(国土社)です。このシリーズは、今年亡くなられた辻桃子先生(&安部元気先生)が監修をしてくださいました。嬉しいです。

このシリーズ、大人が読んでも勉強になるし、子ども達でも楽しんでもらえる本になってます。4コマ漫画もありますが、私が原案を考えラフを描いたのですよ。イラストレーターさん、さすが! とも思いました。

初版は2021年なんです。地道に売ってくださった国土社さんに感謝。(どちらかというと、図書館向けの本ですので)直すところがないか見返しましたが、このシリーズ、学校図書館にも入れていただきたいです。

 当然名句なので、芭蕉や一茶などの句がたくさん載ってますが、他のハウツー本には載っていない、夏目漱石や宮沢賢治の俳句も載ってるんですよ。これは、私なりのこだわりです。ぜひ、読んでみてください!!